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明日天気になぁーれっ~天使になった赤ちゃん~

晴君との1度目のお別れ。。


天使ちゃん はね


少しして義父さんと義妹が棺を持ってきてくれた。

とってもかわいい棺。。。

私は晴君をみんなに抱いて欲しくて
「この子を最後に抱いてあげてください。。。」
というとみんな嫌がらずに抱いてくれた。。。

うれしかった。。

晴君は亡くなってしまっているけどこんなにみんなに抱かれて愛されて本当に

幸せだな。。と実感した。

私は時間が迫っていると分かっていながらもなかなか晴君を離す事が出来なかった。。。

棺にいれたら、もう2度と晴君を抱く事は出来ない!!だから嫌。。。と。

でもこれ以上みんなに迷惑をかけられないと思い、晴君を棺に入れてあげることにした。

旦那と一緒にゆっくりと晴君をおくるみと一緒に棺に入れてあげた。

棺に入った晴君はやっぱり眠っているだけの顔。。。

そして、棺の中に義母さんが買ってきてくれたおもちゃなどを入れていった。

「動物の名前難しいけど覚えてな。。」と言いながら動物ビスケットをいれ、

「天国でいっぱい走りまわってな。。」と言いながら靴をいれ、

「天国で遊んでな。。一緒に遊びたかったな。。」と言いながらおもちゃをいれ。。。。

「これお父さんとお母さんが選んだ洋服だよ!!そしてお母さんが作ったんだよ」と良いながら手作りのスタイを晴君につけてあげた。

2人とも涙が止まらない・・。

そして棺に入れても晴君を放したくなくてずっと晴君の手や顔を触りつづけた。

お母さんが
「もうそろそろ。。。」と言った。

私も分かっていたけど、手を離せなかった。

だってこの手を離したらもう2度と晴君と会えないかもしれない。。。

蓋をするなんて嫌だ。。。。涙が止まらない。。。

そして2度目の催促。。。

「嫌だよー!!!晴君と離れたくないよー!!!嫌だよー!!!
 せっかくやっと会えたのに。。。嫌だー!!」
と言いながら私は泣き崩れた。

泣き崩れた私を必死に抱いて一緒に旦那も泣いてくれた。。

そしてしばらく泣いて正気に戻った私は、みんなにこれ以上迷惑をかけられない!!と思い、晴君を連れて行ってもらうことにした。

晴君の棺に蓋がかぶされて晴君は死亡診断書とともに病室を去っていった。。

私はいけなかったので旦那に車まで送ってきてもらった。

晴君が居なくなった病室は、本当に寂しく子供を誘拐されたような放心状態に

なってしまった。

あまりのショックに声が出なくなった。。。

そして何も考えられなくなった。。。。

そして、急に身体の疲れが出てきて横になった。。。

そういえば、24時間の陣痛の為にまったく寝ていなく、分娩までに5日を要したのでかなり体力は消耗していた。。。


そして、晴君は家に帰ってしまったけど義母が帰り際に
「今日は晴君と一緒に寝るからな。。。絶対に一人にしないから。。。」

といってくれてうれしかった。

本当に晴君は幸せだな。。。なんて思い少し心が楽になった。

そして、病室に2人っきりになった。。。

本当の2人っきり。。。



次へσ(o・∀・o)♪ ベビー



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